急速ガス減圧Oリング

圧力に対処する RGD O リングをご用意しています

急速ガス減圧(RGD) は、一般に爆発減圧 (ED) とも呼ばれ、エネルギー、石油、ガス (EOG) 業界でよく見られる多くの高圧プロセスで使用されます。これは、加圧ガスが急速に放出されたときに発生し、機器内部のゴム製シールの破損を引き起こす可能性があります。ゴム製シールの内側に小さな気泡が形成され、シール不良につながる可能性があるため、このシールの損傷は必ずしも目に見えるわけではありません。

高圧、高温の O リング コンパウンドは、この種の故障に耐え、急速なガス減圧に耐えるように特別に配合されています。これらのタイプの O リングは、一般に RGD、ED 耐性、または AED (爆発防止減圧) O リングと呼ばれます。 RGD 認定 O リングに最も一般的に使用される材料は、Viton® または FKM です。ただし、RGD O リングは、HNBR、AFLAS®、FFKM 材料から製造することもできます。

Global O-Ring and Seal では、FKM 急速ガス減圧 O リングの 3 つのバリエーション (パーカー V1238、 V95RGD、および V90RGD ) を在庫していますが、ご要望に応じて追加の化合物も多数入手できます。

パーカー V1238 O リング

より広く受け入れられている RGD O リング化合物の 1 つは、Parker V1238-95 です。 V1238-95 は、EOG 市場で一般的に見られる爆発的減圧 (ED) および押出による悪影響を軽減するために開発された、ショア A デュロメーター 95 のフルオロカーボンです。このフルオロカーボン材料は、優れた物理的および化学的特性と優れた耐圧縮永久歪性を独自に組み合わせたものです。これらの優れた内部特性により、V1238-95 は EOG 市場で見られる最も厳しいテスト要件のいくつかに合格しています。これには、NORSOK M-710 および API 6A 要件の合格が含まれます。

Global O リングとシールの V95RGD および V90RGD O リング

Global O-Ring and Seal のV95RGDは、FKM 95 ショア A デュロメーター コンパウンドの一種で、動的使用温度範囲が 23°F ～ 428°F (-5°C ～ 220°C) で、合成および鉱物潤滑剤に対する優れた耐性を備えています。グローバル O リングとシールには、V95RGD と同じ特性を維持する同じ材料の 90 デュロメーター バリエーション ( V90RGD ) も含まれています。 NORSOK M710 テストでは、V95RGD ではほぼ完璧な 1000 スコア、V90RGD では完璧に近い 0000 スコアという結果が得られました。これは、この材料で作られた O リングが急速ガス減圧環境でテストされ、4 つの部分に切断され、その部分に亀裂や膨れの兆候がほとんどまたはまったく見られなかったことを意味します。

スペックシート: RGD 95 デュロメーター

スペックシート: RGD 90 デュロメーター

Global O-Ring の AFLAS® A90RGD O リング

RGD O リングは、 90 デュロメーター AFLAS® (FEPM) で利用できるようになりました。この素材は、同じ厳格な基準のテストを受け、合格しています。 AFLAS® RGD O リングは、23°F ～ 428°F (-5°C ～ 220°C) の温度範囲に対応できますが、高温での使用に適しています。 AFLAS は、バイトン (FKM) と比較して、酸性ガス、過熱蒸気、酢酸など、さまざまな化学物質に耐えることができます。

急速減圧標準と試験

ノルウェー石油産業の基準を策定する組織であるNORSOKは、OリングのED耐性に関する広範で広く受け入れられているテストを開発しました。 NORSOK規格M-CR-710（セクション8.3、付録B）は、Oリングおよびその他の関連シールのED抵抗試験の要件を概説しています。 OリングはRGD条件にさらされ、その後、RGDアプリケーションではほとんどの損傷が内側から発生するため、内部断面を露出するために4つの部分に切断されます。見つかった内部亀裂は、右側のチャートに従って評価されます。